八五の中華そばと肉ごはん(銀座)
先日テレビでたまたま見た「フレンチ出身のシェフが作る、塩ダレを使わず出汁を極めたラーメン」がとても気になり、八五へ初訪問。「はちご」ではなく「はちごう」と読むらしい。
かなりラーメン好きでいろんなお店もチェックしている方だがこのお店は知らなかった。
平日12時頃に到着すると、老若男女30人ほどの列が。
店内は6席しかないそうなのでこれは結構並びそうだぞ...と思っていたら案の定着席できたのは1時間半後。
割烹をイメージしているのか、上品で綺麗な外装と店内。
遠目にスープ鍋の中身がチラッと見えたが、生ハムとキャベツのような葉野菜がたっぷり入っていた。
中華そば 1,100円 + 肉ごはん400円
食べログで予習した時は、メニューに中華そば850円と書いてあったのでしばらく更新されていない模様。思わぬ大幅な価格改定に若干びびりつつ食券購入。
見た目はとにかく綺麗なラーメンと肉ごはん。
ひとくちすすると先程鍋の中に見えた生ハムから出たと思われる上品で濃い出汁。なんだか豚っぽくなく鶏出汁のようにも感じた。奇をてらう感じは全くなく、生ハムを使いながらも意外にもシンプルな中華そばを極めたという味。
麺もツルツルのちょうどいい硬さでおいしい。
チャーシューもメンマもとても丁寧に作っているのを感じるが、特筆する味ではなかった。何度も言うが本当にシンプル。
肉ごはんは「タレがかかっていないのでネギと生姜の薬味で召し上がってください。最後スープをかけて雑炊のようにしてもおいしいです。」と案内され、ころっとしたチャーシューをまず薬味と食べるとおそらく擦りたての生姜がとてもフレッシュでチャーシューとよく合う。そしてご飯にもこだわっているのか粒立ちがよく、ラーメン屋で食べるお米としてかなりハイレベル。そんなご飯とスープが合わないわけはなく、雑炊も美味しくいただいた。
正直とても驚きがあるラーメンではなかったが、「職人が丁寧に作るシンプルを極めたレベルの高いラーメンを銀座の雰囲気のいいお店で堪能できる」という感想。(長い)
おいしかったけど待ち時間90分はちと長かった。
ごちそうさまでした。